2014年04月03日(木)
『日本人はいつ日本が好きになったのか』 [お薦めの一冊]
『日本人はいつ日本が好きになったのか』
著者:竹田 恒泰
出版:PHP研究所
日本人として日本という国が好きになったのはいつなんだろう?
著者は2011年に起こった東日本大震災、そして日本の領土問題(北方領土、竹島、尖閣諸島)がきっかけで日本のことを振り返り日本のことが好きになっていく人が増えてきたからではないか?と書いている。世界からは日本人の他者を慈しむ姿(東日本大震災の被災者に方々の姿)が高く評価されている。
戦後、日本人が日本という国を嫌いになるように教育され、メディアなども少し左寄りの内容を放送し、「日本のことが好き」と思えないよう仕向けられてきた。
著者は、東日本大震災のことを「日本人が日本を好きになるきっかけとなった」と、複雑な思いで語っている。
憲法改正の問題。中国、朝鮮との係わり方。これらも著者らしい視点で大胆にかかれている。
この本のほかに「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」が出版されている。*(すべてPHP新書から発行)
日本について、この著者の視点で振り返ってみるのも日本という国の今まで知らなかった部分が見えてくるのではないか。
Posted by 上島会計 at 19時28分