上島会計事務所便り

１１月１9日（木）、中日パレスにて上島税経会セミナー『今からできる相続対策と遺言書』及び『感謝の集い』を開催いたしました。
今回も総勢６０名を超えるお客様にご参加いただき、満員御礼となりました。27年の相続税の改正がいよいよ現実のものとなったことで、皆さんの関心の高まりを感じるご参加具合となりました。
セミナーの方は昨年以前は相続税の計算方法や基本的な相続対策についてご説明させていただいておりましたが、今年はそこからもう一歩進んで『遺言』の効果、作成方法を中心にお話させていただきました。

仲が良かった家族が相続を機に険悪な関係になってしまうなど、相続は一歩間違えば『争族』となってしまいます。
今回のセミナーでは遺言がなかったことで争族となってしまった例や、遺言を作っておいたおかげでご家族での争いを未然に防ぐことができた例など、具体的な事例を交えてお話させていただき、皆さんにも遺言の効能をご理解いただけたのではないでしょうか？

相続の話はなかなかご家族ではしにくい面もありますが、このセミナーが皆さんがご家族と相続のお話をされるきっかけになるといいなと思っております。
さてセミナーが終わった後は、皆さんお待ちかねの感謝の集い、今年はボジョレー・ヌーボーの解禁日に当たったこともあり、ホヤホヤのボジョレー・ヌーボーをご用意させていただきました。

今年のボジョレー・ヌーボーは例年にない良い出来とのことで、皆さんボジョレーヌーボーに舌鼓を打ちながら、普段なかなか交流のない、お客様同士の会話を楽しまれていました。
これから年末に向けて忙しい時期となりますが、今日の『感謝の集い』がわずかでもその前の息抜きとなっておりましたら幸いです。

また上島会計では相続対策相談室を設けて、相続の対策・申告のご相談を包括的に承っております。
今回のセミナーを聞かれて気になること、不安なことがある方、やっておきたいことなどが出来た方は、ぜひ一度上島会計までご相談ください。

去る10月22日、金山の名古屋都市センタービルにて、「マイナンバー制度」実務担当者対応説明会を開催しました。
平日の昼間にもかかわらず多数の皆様にお集まりいただき、マイナンバー制度への注目度の高さがうかがえました。

世間でも取り沙汰されているマイナンバー制度ですが、マスコミや、巷で行われている講習会などで聞かれる話はどちらかというと制度全体の概略的な話が多いなか、今回は企業の実務に携わる皆さんへの説明会ということで、実務上の留意点を踏まえた研修となるよう、具体的な資料を交えて皆様にご説明をさせていただきました。
そのため皆さん最後まで、集中して聞いていただくことができたように思います。

マイナンバー制度は国民のメリットというよりは、徴収強化のための制度という色合いが強く、また導入によって事務的な負担も増大するため、納税者にとってはあまり有り難い制度ではありませんが、導入されたものは仕方がありませんので、上手に付き合っていくことが必要です。
企業様にとってはマイナンバーの漏洩等により、思わぬ損害を被る恐れもありますので、くれぐれも取扱いにご注意ください。
上島会計では安全性に優れたＴＫＣシステムを活用して対応をしてまいりますので、安心してお任せ下さい。

平素は上島税経会の活動にご理解ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
上島会計事務所も「認定経営支援機関」として、各種助成金の申請採択、
経営改善計画支援の承認と成果実績を挙げ、一同頑張っております。
上島税経会活動も、企業見学会、ボウリング大会、ゴルフコンペ、ＴＫＣ秋季大学、
マイナンバー研修会と盛況のうちに企画して参りましたが、皆様のご要望により
本年も「相続対策セミナー」を開催することになりました。

相続税の改正によって基礎控除額が減額したことにより、誰もが無関心では
済まされない問題になっています。また、相続税だけでなく、
相続の実務的な手続きとして「遺産分割」は避けて通れない問題であり、
今回は、今からできる相続対策と安心確実な相続が出来るように
「遺言書」をテーマとしました。
また、「マイナンバー制度」のその後の最新動向をお伝えできればと思っております。
なお当日は、セミナー終了後に細やかですが、お食事と解禁ボジョレーヌーボーを
ご用意して、夕食会と懇談の時間を設けてあります。
ご夫婦で、親子で、お孫さんと、お知り合いの方々もご一緒に、お気軽にお出かけ下さい。

企業の事故や不祥事の原因を探ると、
社員の労働意欲や士気低下が根底にあることが多い。
＜出典不明＞

森の中で迷ったら、あちらに行きこちらに行きしてぐるぐるさまよい歩いてはならないし、まして１個所にとどまってもいけない。いつも同じ方向に向かってできるだけまっすぐ歩き、たいした理由もないのにその方向を変えてはならない。
＜岩波文庫　デカルト著　「方法序説」より＞