上島会計事務所便り

トップの心構えとして「不動の姿勢」や「確固たる信念」という表現がよく使われますが、
いかがなものかと思います。

世の中は常に変わっているのですから、昨日ベストだったものでも、
今日は時代遅れになっている可能性があります。

経営は、一つの大きな決断があるのではなく、小さな決断の連続だと思います。
お客様あっての商売ですから、絶えず環境の変化に目を配っていないといけません。

「確固たる信念」は、現代ではとても通用しません。
とくにサービス産業においては、フレキシブルな企業経営こそが
欠かせない要素だと私は思います。


＜宮内義彦著　『世界は動くー今日は新しい日だ』（PTP研究所）＞

企業の目的は、社会の期待に応えること以外にありません。
より良い成果物をつくりあげることです。

では、「より良い」とは何でしょうか。

例えば、「今まで見たこともない珍しいものを提供する」
「今まで100円だったものを50円で提供する」
「今までは3月にならなければ出てこなかったものを1月に提供する」
といったことです。
「今までなら3日しか持たなかったものを１週間持つようにする」
ということもあるでしょう。

より良い何かを社会に提供するのが企業です。
もしそれを企業が提供できないのであれば、社会からすれば、
「企業なんていらない。別の形を考えようじゃないか」
ということになるのだろうと思います。

〈宮内義彦著　『世界は動くー今日は新しい日だ』　(PTP研究所)〉

企業は、石を一つずつ積みながら、自分たちの城を築いていきます。しかし、誰にも侵されない城をつくることは、永遠にできません。常に、誰かに城を攻められる危険性をはらんでいます。

ですから、昨日と違うことをやらないといけません。

企業は、毎日が途中経過であって、城が完成することは決してないのです。

毎日が途中経過ですから、今までのものをどんどん捨てていって、常により良いもの、新しいものをつくっていく。そうしなければ、企業は生きていけません。

〈宮内義彦著　『世界は動くー今日は新しい日だ』　(PTP研究所)〉

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。


みなさんは、どのような年末年始を過ごされましたか。

私は、初詣に行くことと、地元の友達とご飯に行くこと以外は
かなりのんびりとした休みを過ごしました。

普段、なかなか会うことのできない友達と会えることは
素直に嬉しいですし、懐かしいことから最近の様子まで
時間が足りなくなるくらい話しました。
誰かと話をすることは私にとってとても大切で、
自分の思っていることを改めて認識したり、知らない世界に触れたり、
新たな視点から物事をみたり考えたりできます。
そして、最後には、「よし、私も頑張ろう！」と思えます。


私の今年の目標は、「できることを増やす」です。
今はまだまだできないこと、わからないことばかりなので
一つ一つ勉強しながら、また教えてもらいながら
新たなことに挑戦し、できることを増やしていきたいです。
その中で今、自分の中で点々としている知識や経験を
「線」にしていくことも意識していきたいです。

また、私の座右の銘は「笑うかどには福来る」なので
もう一度思い出して、頑張っていきたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　渡辺

2017年も残すところあと3日となりました。
みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。

私は、今年初めて、上島会計で丸1年を過ごしました。
今まで全く知らなかった税務・会計の世界に飛び込み、お客様のところに訪問させていただくのに同行させてもらったり、税経会行事でたくさんの方と交流の機会があったり、いろいろな経験をしたとても濃い1年でした。

1年間で、たくさんのことを学んできましたが、それはほんの一部で、まだまだやらなければいけないことがたくさんあると痛感した1年でもありました。

その中で、お客様との何気ない会話の中から元気をもらい、やる気をもらった年でもありました。少しでも早く、1つでも多くのことを吸収し、自分のものにしていきたいと思います。

2017年、ありがとうございました。
そして、2018年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

上島会計事務所　　渡辺