2011年03月01日(火)
「働く君に贈る25の言葉」 [お薦めの一冊]
「働く君に贈る25の言葉」著:佐々木常夫 発行:WAVE出版
元東レ経営研究所社長。自閉症のご長男を育て上げ、
肝臓の病そしてうつ病を持つ奥様を支え、家庭と仕事、
この両方を立派に勤め上げた著者だから語れる言葉の数々。
この本は、先の見えない現在に社会人として
スタートした若い世代だけではなく、
どの世代の方の心にも染み渡る言葉があります。
「幸せ」とは何か?「仕事」とは何か?単純な仕事術ではない
「生き方」の指南書としても十二分の著作です。
家族とのあり方、幸せな家族の形を考えさせられる
「ビックツリー」
課長に就任したばかりの頃、奥様の発病、
定時に帰宅せねばならなかった著者から悩める課長に贈る
「そうか、君は課長になったのか。」
この二作品もお勧めさせていただきます。
仕事と家庭。誰もが通る道。著者から様々な工夫や励まし、
そして心に響く「何か」を得られることと思います。
2011.3.1
いまじん本山店 藤原
Posted by 上島会計 at 10時18分 パーマリンク
2011年01月31日(月)
「KAGEROU」 [お薦めの一冊]
「KAGEROU」
著者:斎藤智裕
出版社:ポプラ社
昨年度、ポプラ社小説大賞を受賞したこの小説。
残念ながら作者名「斎藤智裕」よりもタレント「水嶋ヒロ」の
作品として有名になってしまった。
半分以上はタレントとしての有名税としても、
残りの半分くらいはきちんと新人小説家として読んであげたい。
作品は実に素直な実にすがすがしい内容。
【命】という大きなテーマを扱っているのだが、
そこに人間の醜さやドロドロとした複雑さはない。
あくまでも【儚さ】を唄いたかったのだろうか?
実際に読んでみて、巷の世評よりもずっと良い作品に仕上がっている。
人間っていいもんだなあ〜と単純に思える。
作品の世界観はなかなかのものです。
ただ、やはり描写の拙い箇所、構成の不足感は気になってしまいますが、
作者「斎藤智裕」として読めば処女作にしてはかなり魅力のある
小説だと思う。
騒ぎが少し治まった今、読み易い文体とやさしい世界。
素直に読むことができるのではないでしょうか?
いまじん本山店 藤原
Posted by 上島会計 at 17時39分 パーマリンク
2011年01月18日(火)
これからの『正義』の話をしよう [お薦めの一冊]
「これからの『正義』の話をしよう」
(早川書房)マイケル・サンデル著(米・政治哲学者)
夏には来日もされ、多くの方がこの本を手にし、堅苦しい哲学ではなく、
身近な個人個人が考えるべき哲学として、
この本を読まれた事と想像します。
タイトルが大袈裟なだけに、
はじめの内は出足の鈍ったこの本でしたが、
多くの方の口コミやNETの情報で広まり、
大ベストセラーとなりました。
NHKが放映した。「ハーバード白熱教室」も人気に拍車をかけました。
「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上・下)」
早川書房こちらも、合わせて読まれることお勧めいたします。
いまじん本山店 藤原
Posted by 上島会計 at 10時04分 パーマリンク
2010年11月30日(火)
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」 [お薦めの一冊]
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』
著者:岩崎夏美
出版社:ダイヤモンド社
「もしドラ」今年の流行語大賞にノミネートされました。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネジメント』を読んだら」略して「もしドラ」
決してドラえもんの秘密の道具のことではありません。
立派なドラッガー本です。
多くの人がドラッガーに触れる良いきっかけになった良書です。
まず表紙から堅苦しくない。なんといっても女子高校生ですから。
一度お手に取っていただきたい一冊です。
いまじん本山店 藤原
Posted by 上島会計 at 17時35分 パーマリンク