2012年11月12日(月)
秋季大学レポート その2 [スタッフ便り]
続いては佐々木規之さんです。
11月1日に入社いたしました佐々木規之と申します。
税理士事務所で働くのは初めてであり、
右も左もわからない状況ではありますが、
一日も早く業務に慣れ、
みなさんにお会いできることを楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。
〜秋季大学 大畑誠也氏 基調講演「答えは現場にあり」レポート〜
熊本県6校の校長先生を歴任され、いずれの高校でも目に見える結果を残してきた方である。
「こんにちは!」という大きな声の挨拶から始まった講演。自分の父親ほどの年齢の男性が大きな声で挨拶する様に、多少の気恥ずかしさと驚きを覚えつつも、流暢な熊本弁と「ちゃんちゃちゃ〜んったい」という謎のフレーズで進められる講演に戸惑いながら、その魅力にハマっていくのにそう長い時間はかからなかった。
その中でも印象的であったのは、21世紀は本物の時代であるという話。
というのも、これからは情報化社会であり、偽物はあっという間に淘汰されていき、最終的に残るのは本物だけだからである。
では、本物たるにはどうしたら良いのだろうか?
大畑先生曰く、大切なのは悪戦苦闘能力であり、人間関係を築くためのコミュニケーション能力であるということだ。
特に意識すべきは、挨拶、体力、感性、集中力、思考という5つの基本的な考え。
挨拶は人間関係の基本であり、挨拶のできない人間は社会に出ても成功する訳もない。
朝食は1日の元気の源であり、朝食を食べてこない人間は上手にスタートダッシュも切れない。
いわゆる学歴社会に育った私にとって、たとえ勉強ができなくとも人間として基本的なことをしっかりできる者は強い力を発揮することができるという大畑先生のお話は、非常に刺激的であり、とてつもないエネルギーに圧倒された90分間であった。
「一流は難しいことをシンプルに考え、二流は簡単なことを難しく考える。」
私が最近読んだ本の中にこのような一節がありました。
基礎力があるからこそ、難しいこともシンプルに考えることができるものです。
また、大畑先生の改革により変わった生徒は、いずれも先生の話を素直に受け入れ、行動した子ほど良い結果を手にしてきたという。
大人になるにつれて自分の価値観も形成され、なかなか人の話を素直に受け入れることが難しくなっていくものですが、素直な気持ちを忘れないこと、人間として基本的でありシンプルなものを大切にすることが21世紀を生き抜く本物を作り、さらなる成功へと繋がっていくのではないでしょうか。
私も、まずは、明日の朝、朝食をしっかり食べ、大きな声で挨拶することから始めてみようと思います。
Posted by 上島会計 at 19時13分