2011年11月09日(水)
上島会計 東北旅行記 第2班 [スタッフ便り]
第1班のブログはもう読まれましたか?
今回の東北旅行は第1班のブログにもある通り、「震災の影響を肌で感じ、そしてお金を落として少しでも東北を支援しよう!」という目的で企画されました。
さて、今回は第2班のご報告を致しましょう。
第2班の1日目は、まず松島を観光し、そのあとに被災地を視察に行ってきました。松島では遊覧船に乗り、島々の解説を聞きながら、見て回りました。遊覧船の後方ではかもめにエサをあげることができ、かもめも慣れたもので、上手にエサだけをさらっていきました。ちょっとビビっちゃいましたけど。
松島の後は、今回のメイン、被災地視察に向かいました。どこから津波の被害にあっているのだろうと、なるべく海岸に近い道を走りながら、道中ずっと周りを見渡しながら車を走らせていました。というのも、松島では「ここがテレビで報道されていた東北なのか?」と疑問に思うくらい大きな被害は見られませんでした。ですが、そんなに注意を払わなくてもすぐわかるくらいの違いがありました。そんなに距離も離れていないのに、ココとココの被害の差は何なんだろうと思うくらいです。また、車中の会話で「ここは田んぼかな?」「これは海でしょう?」と話していたのですが、ナビを確認してみると、そこには普通に土地がありました。地盤沈下のせいか、そこは知らない人から見るとただの海でした。
さらに先に進むとくっきりと被害の跡が残っていました。1階が何もない家。倒れたままの信号機。止まったままの電車。そこには何か建物があったのではないかと思われる土地には、小さなブロックがその敷地を示しているだけでした。見渡す限り被害の跡が残る中、一部ではショベルカーで作業をしている人たちがいました。少しずつですが復興は進んでいました。
お昼ごろになり、石巻の方まで来た私たちは、まだまだ被害が残る石巻で今回の旅の目的でもある被災地にお金を落とそうということもあり、ナビや観光情報誌で現地のものを食べられるようなお店を探しました。しかし、残念ながら観光情報誌に載っているようなお店は被害に遭われていました。何軒か探し回りましたが、どこも営業していませんでした。やはり、被害の大きい地域はまだまだ復興には時間がかかりそうでした。
被災地を視察した後は、今夜泊まる花巻温泉に向かい、一日の疲れを癒しました。
2日目は、どうしても盛岡冷麺が食べたいという人がいましたので、まずは盛岡へ向かい、それから世界遺産平泉へ向かうことにしました。盛岡では目的のお店『ぴょんぴょん舎』に行き、盛岡冷麺を食べました。盛岡冷麺で有名なお店だったので、てっきり盛岡冷麺専門店かと思っていましたが、焼肉屋なんですね。少し焼肉も食べましたが、これがまたおいしかったです!もちろん、盛岡冷麺もおいしかったですよ!
盛岡冷麺を食べた後は平泉へ行く予定でしたが、せっかく盛岡まで来たということで、店員さんに近場の観光名所を聞いたところ、『小岩井農場』には30分ほどで行けると話なので、ちょっとそこへ寄ってから平泉へ向かおうということになりました。
本当にちょっとだけのつもりでしたが、近づくにつれ、そこの規模の大きさに驚かされました。ナビには一面に『小岩井農場』の敷地が表示されていました。さらっと寄って平泉へ向かう予定でしたが、『ここで1日遊べるな!』なんていうくらい規模が大きかったです。ですから、食べたいものを食べ、乗りたいものに乗り、買いたいものを買って、少し長居をしてから平泉へ向かいました。
実は本日のメインは中尊寺・毛越寺だったのですが、小岩井農場を満喫しすぎたこともあり、中尊寺への到着が若干(?)遅くなってしまいましたが、なんとか中尊寺は回れる位の時間に到着することができました。ではさっそく中尊寺へ…と思ったら、どうも中尊寺を案内してくれるガイドさんがいるということで、せっかくなのでガイドさんを付けました。年齢はわかりませんが、おばあちゃんと呼んでもおかしくない年頃の方が案内してくれることに。その方の体力にも驚かされましたが、なんといってもその方の解説の素晴らしさ!知識を詰め込んでいるだけではないですね。あれは平泉・中尊寺を愛しているんだなと思いました。スラスラといろんなことを教えてもらいながら中尊寺を満喫することができました。ガイドさん、ありがとうございました。
と、中尊寺を満喫し帰ろうと思ったら、ガイドさんから『毛越寺は行かなくていいの?』との声が。もちろん毛越寺も行けたら行きたかったのですが、時間がないからと諦めていたら、まだ間に合うとのこと。ガイドさんに案内してもらいながら、急いで車に乗り込み、毛越寺へ。
ガイドさんのおかげで毛越寺も見て回ることができました。立派なお庭ですね。もうすぐ閉館だったせいか、さっきまでとは違い人も少なく、のんびりと見て回ることができました。
中尊寺・毛越寺を満喫した私たちは、仙台駅近くのホテルにチェックインしてから、晩御飯に牛タンを食べに行くことに。1班は『牛タン発祥の店』と言われている『太助』へ行きましたが、今回2班が選んだお店は『牛タンを広めたお店』と言われている『喜助』に行ってきました。残念ながら皆食べることに夢中になり、肝心の写真は無いのですが、本当においしかったです。
3日目は紅葉がそろそろきれいかなということで蔵王に行きました。天気も良かったこともあり、山の中腹では思っていた通り、滝と紅葉のきれいなコラボレーションが見られました。
中腹を過ぎ、7、8合目辺りでしょうか。どうやらここにも展望台があるらしいと、立ち寄ることに。そんな軽い気持ちで車を降りてみると、、、さむっっっ!!!蔵王をなめてました。。。周りを見ると、私たちのような軽装は1人もいませんでした。しかし、そこは若さあふれる2班!持っている服でなんとか厚着をしつつ、展望台へ。風も強く、とても寒かったですが、それが逆にテンションを上げてくれるカンジで、すごく楽しかったです!
と、先ほどもお話しした通り、ここはまだ頂上ではございません。ここで既にかなり寒くて、既にかなり楽しんだのですが、蔵王といえばやはり、 オ・カ・マ を見なければということで、頂上へGO!頂上付近の駐車場では既にかなりの霧が!&強風!&超寒い!しかし、1人はなぜかこういう霧に囲まれるような中にいることが大好きだということで、非常に楽しそうにしておられました。
鼻水を垂らしながら、先の見えない道をただひたすらに進むと、うっすらとお釜が!!かなりの霧に見え隠れしながら、しかしそこには確かにお釜が存在しました!!見えてよかった。
ま、なんとかお釜までたどり着き、後は頂上に行っとかないと。と、頂上へ歩いていると、前から自衛隊の人たちが数人列を作って歩いてきました。その中の1人が腕を捲っていました。鍛え方が違うなと感心しながら、頂上へ。なんとか無事にたどり着き、お参りして、レストランでお昼を食べて下山しました。
あまりに寒かったので、温泉に浸かることにし、ふもとの温泉に入りました。軽い気持ちで入ったら、さっきまでとは真逆で、今度はめちゃくちゃ熱いお湯でした。42℃〜45℃のお湯でめちゃくちゃ温まってから、帰路につきました。
東北にはたくさん観光名所があり、正直時間が足りないくらい楽しい旅行となりました。地震の影響を目の当たりにしながら、ボランティアをしてきたわけでもないですが、このような支援の仕方もあるのかなと思っています。皆様もぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
Posted by 上島会計 at 20時52分